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日馬富士事件は緊急入院すべき重症だった?!貴乃花親方の相撲界との闘いはどうなるのか?

日馬富士事件とは?

日馬富士事件は巡業中のモンゴル人力士らの親睦会の2次会の場で起こりました。日馬富士が貴ノ岩の頭をビール瓶で殴り、その後も貴ノ岩にのしかかって素手で20発から30発も殴ったんです。

その親睦会は、日馬富士・白鵬・鶴竜・照ノ富士・貴ノ岩らの10人前後で開かれて、なごやかな雰囲気で始まりました。

白鵬が「俺ももう年だよ」と皆を笑わせて、それを受けた鶴竜は「俺は休んでいるのでもっとダメだ」とツッコミを入れ、それに若手の貴ノ岩や照ノ富士が「これからは若者の時代ですか」などと軽口を言って笑いを誘い、盛り上がっていたんです。

しかし日馬富士は貴ノ岩の物言いが気に入らなかったようで、ビールを注ぎにまわってきた貴ノ岩に向かって、「お前、礼儀がなってないぞ」「先輩に挨拶をしろ」などと説教を始めました。

そして、ちょうどその時貴ノ岩の携帯電話が鳴り始めたんです。

電話を取ろうとした貴ノ岩を見て日馬富士は頭に血が昇り、目の前のビール瓶を手にとって貴ノ岩の頭を思い切り殴りつけました。「ゴーン!」という大きな音に驚いて皆が振り返ったときには、日馬富士は貴ノ岩にのしかかって素手で激しく殴打していました。

荒れ狂った日馬富士は止めに入った照ノ富士まで数発殴り、制止しようとした白鵬の手を振り払って、何人もの力士が抑えに掛かるまで貴ノ岩への攻撃は止まりませんでした。

最悪の雰囲気で親睦会が終わり、約5分後には力士らは店を後にしました。

頭から血を流して痛みを訴える貴ノ岩を白鵬や鶴竜が支えていましたが、貴ノ岩は自力で歩いていたそうです。


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日馬富士事件後の動向

■10月25日
巡業中のモンゴル人力士らの親睦会の2次会で日馬富士が貴ノ岩に暴行

■10月26日
貴ノ岩が鳥取市内の病院で受診

■10月29日
貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出

当初は貴ノ岩は貴乃花親方(貴ノ岩の親方)に「転んで怪我をした」と報告しており、そのため事実の認識が遅れて被害届の提出も遅れたようです。

■11月 2日
日本相撲協会が鳥取県警からの連絡で事件を把握

伊勢ケ浜親方(日馬富士の親方)と貴乃花親方は事件を協会に報告していませんでした。

■11月 3日
日本相撲協会が伊勢ケ浜親方と貴乃花親方に事情聴取

事情聴取に対して、双方の親方とも「分からない」と回答していますが、これは正直な回答を避けたものだと見るべきでしょう。

■11月 5日
貴ノ岩が福岡市内の病院に9日まで入院

驚くべきことに、ここまでの貴ノ岩はほぼ健常に近い振る舞いをしています。

■11月12日
九州場所初日

日馬富士は出場、貴ノ岩は休場。

■11月13日
貴ノ岩の9日付の診断書が提出される

日本相撲協会に提出した福岡市内の病院の診断書は頭部骨折ありで、鳥取県警に提出した鳥取市内の病院の診断書は頭部骨折なしで、病院によって違う診断書となりました。

貴ノ岩が事件後に健常に近い振る舞いをしていたのは、鳥取の病院の診断結果を見て大事無いと考えたからでしょう。

■11月14日
日本相撲協会が事件を初めて公表、日馬富士が暴行を認めて謝罪

日馬富士の謝罪は稽古の後ですが、稽古前に報道陣から暴行について聞かれた日馬富士は、「どっか(報道)に出たの」と聞いて、記事を見せられると「怖いな」とつぶやいたそうです。

そのつぶやきの意味は、揉み隠せると思っていた事実が明らかになって、逃げられなくなったことを予感したので「怖いな」と思ったのではないでしょうか?

その日からの日馬富士は、急遽診断書を提出して九州場所を休場しました。

■11月15日以降
ビール瓶で殴っていない

朝青龍は15日のツイッターで、白鵬は16日の取材で、共に「ビール瓶で殴っていない」と表明しました。

朝青龍の場合は「現場にいなかったアンタに何がわかるの?」という感じで、白鵬の場合は「どうして今頃そんなことを言うの?」という感じですよね。

「ビール瓶で殴っていない」ことにして日馬富士の罪を軽くしようという意図が見え見えだと思います。


貴日馬富士事件.jpg
引用元:geitopi.com


日馬富士事件は緊急入院すべき重症だった?!

貴ノ岩の9日付の診断書は「脳しんとう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間となっています。

これに対して一部の著名医師からは、一般的には1~2ヶ月の入院が求められる症状なので、診断した医師は脳外科医ではないのでは?という声が上がりました。

耳から髄液漏れがあるということは頭の骨が折れているからだと考えられ、そうだとすれば脳の出血も考えられるので、立って歩けるのが不思議なぐらいヤバい状態で、緊急入院すべき大ケガだと言っているんです。

そして、全治2週間という診断については、加害者の罪を軽くするために診断書に手心を加えたのではないか?との疑念さえ感じているようです。

貴ノ岩が事件後に健常に近い振る舞いをしていたのは、じつは危ない橋を渡っていたわけで、もしもそのときに容態の急変があったらと考えると、今更ながらゾッとしますね。

貴乃花親方の相撲界との闘いはどうなるのか?

貴乃花親方の部屋は比較的若い部屋です。
そのため格付けが上位の力士は少なくて、貴ノ岩は貴乃花部屋の出世頭なんです。

その貴ノ岩が暴力を受けて大ケガをして、しかも九州場所の休場で降格が必至とされているのだから、貴乃花親方が怒り心頭になっているのは当然のことでしょう。

しかし、相撲界は暴力を稽古だと強弁するような風土の社会だから、従来通りならば今回の事件も揉み消されてしまう可能性が大いにあります。事件後に、何事もなかったかのように日馬富士が九州場所に参戦していたのが、その表れです。

そうした風土を熟知する貴乃花親方は、事件の対応について悩んだ末に、相撲協会と対立してでも事件を警察沙汰にする道を選んだのでしょう。

被害届を提出したこと、事件を相撲協会に報告しなかったこと、そして日馬富士と伊勢ケ浜親方の再三の謝罪を受け入れないかのような対応は、話し合いで譲歩しないという断固たる姿勢を表すものだと思います。

貴乃花親方の対応に問題があるかのようなニュースがありますが、それは恐らく反貴乃花親方の圧力によるものでしょう。

貴乃花親方の相撲界との闘いはどうなるのか、事件の決着が大いに注目されます!


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